子育てに罰を与えることが必要なのか。
果たして、怒って教えることにメリットはあるのか。
自身の子供の出産を控え、子育てについて考える機会が増えました。
「褒めて伸ばす」ことが理想だとはわかっていますが、友人たちの子供をみる限りでは、褒めるだけでは限界があるでしょう。
親として、しっかりダメなことはダメと伝えないと曲がって育ってしまう。
それだけは人間性を育てる中で避けたいことです。
罰について
「罰を与える」と聞けば大袈裟に聞こえますが、叱っても言うことを聞いてくれないのであれば叱ったうちに入りません。
また、叱っても行動を繰り返すようであれば、アナタが言った「言葉」は相手にとって褒め言葉と同様の効果をもたらしていると言うことになります。
相手の行動頻度を下げるためには2通り
- 今までもらっていたご褒美をストップさせる消去手続きをとる。
- 罰を提示(体罰や罰金などのペナルティ)
もし相手の行動頻度を劇的に下げたい場合は罰を提示することが有効的であると思います。
罰のメリット
罰を与えた場合、行動の頻度は急激に減少します。
暴力的な行動や危険な遊び(それこそ法律に違反するような)に対しては罰を与えることで頻度を減らすことができると思います。(ドラッグは難しいかな?)
急を要する緊急的な判断の場合、私自身も罰を使用することはあると思っております。
実際、親から罰を受けて学んだことも多くあります。
罰のデメリット
罰の使用は一貫して使用しなくてはなりません。
罰が効果を発揮すると行動の頻度は減少しますが、効かない罰は罰ではないのです。
また、罰を受けた相手側は「どうすれば罰を避けることができるか」と言う考えになるため、罰を受けないように上手く避ける方法を考えます。
むやみやたらと罰を使っていては、効果も期待できないしイタチごっことなってしまう危険性が大いにあるのです。
最終的には虐待に発展しかねないようなものであるので、何も考えずに罰に頼るのは非常に危険です。
まとめ
- 効かない罰は罰ではない
- 罰のメリットは即効性、デメリットは中毒性
- 罰は一歩間違えれば奈落への落とし穴である
「うちの子、怒っても言うこと聞かないの」
この一言に集約されています。効かない罰は罰ではありませんので、この場合は叱り方を間違っています。
罰には中毒性があるので用法容量を守って正しく使わないと大変なことになります。
大変なこととは
- 虐待事案
- 家庭崩壊
- 刑事事件
書いてるだけで震えが止まりませんが、冗談ではないのです。
これからも引き続き考えて、子育てに罰を取り入れるかを決めたいと思います。
まずはルール作りから。