イルカの睡眠ってどうなってるの?意外と知らないイルカの能力と特徴
こんばんはirukamanです。
夏休みとなり、観光地が盛り上がりを見せていますね。
僕はというと、結局仕事でバタバタ。あまり休みの感じがありません。
そんな事を思いながら記事を書いていると、ふとイルカの睡眠について無性に書きたくなりました。
イルカの睡眠のってどうなってるの?意外と知らないイルカの能力と特徴
人間でも注目されている「睡眠」ですが、イルカの場合はどうなっているのでしょうか?
水族館などのイルカは野生の環境とは異なり「外敵」の脅威から隔離された環境で生活をしています。仕事上、僕は過去に様々な水族館へ足を運びイルカを観察しましたが、脅威のない環境においてはぷかっと浮かんで寝るイルカが多いように感じました。
また、特殊な例では仰向けの状態でプール底に沈んで寝るイルカもおり、来館者から心配の声が上がることもあったそうです。
本来、野生のイルカの場合はゆっくりと泳ぎながら睡眠をとります。
なぜ泳ぎながら寝ることができるのか?その秘密が「半球睡眠」にあります。
半球睡眠
人間が睡眠をとる場合、大脳は左右同時に睡眠をとります。
しかし、イルカや一部の鳥類は左右交互に睡眠をとることができるのです。これが半球睡眠。
こうした睡眠をとることが出来る動物の脳の構造には「脳梁が無い」そうです。
- 脳梁とは:大脳の中心にあり、左脳右脳を繋ぐ神経の束
半球睡眠をとっている場合、動物は行動を続けながら睡眠をします。
イルカの場合、泳ぎ息継ぎをしながら睡眠をとるわけです。
1回の睡眠は約1分。これを1日300回ほど繰り返し、人と同じくらいの睡眠時間をとっているそうです。
なんだか疲れそうですね。では、なぜ完全に寝ないのか?
それには、イルカの呼吸が大きく関係しています。
人間の場合、無意識に息を続ける無意識呼吸なのに対し、イルカは意識呼吸を行います。
意識しないと呼吸ができないのです。
半球睡眠のおかげで、意識的に睡眠中に呼吸を続けることが可能になるわけです。
まとめ
動物には人間には備わっていない凄く魅力的な能力がたくさん備わっていますね。
半球睡眠のことなんて、動物に関わる仕事をしなかったら絶対知らなかった事ですし、熟睡すると息が止まってしまうなんて想像もできません。
まだまだ面白い能力がたくさんあるので、今後もこのブログで発信できたらと思います。どうぞお付き合いください。
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