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やる気ない部下を持つあなた必見!最強の褒め方変比率強化スケジュールとは何だ!

こんばんは、irukamanです。

過去記事で上げたこちら

irukamen.hateblo.jp

から、さらに踏み込んだお話をしようと思います。

 

結論、変比率強化スケジュールをうまく使えば、相手のやる気を維持させることができます。

 強化スケジュールとは

褒め方には4つのパターンが存在しました。

この4つの、どのパターンにハマるかによって褒められる相手のやる気は変化し、行動に影響を及ぼします。

  • 定比率強化スケジュール
  • 変比率強化スケジュール
  • 定時隔強化スケジュール
  • 変時隔強化スケジュール

また補足ではありますが、行動した事全てを褒めることを

  • 連続強化

何回かに1回行動したことを褒めることを

  • 部分強化

行動したことを全く褒めないことを

  • 消去

と言います。

 

ここで出た「強化スケジュール」とは

  • どのようなパターンで褒めるか

という意味で捉えてもらって良いと思います。

また、決まった間隔で褒めるパターンは「定」が頭につき、不規則なパターンで褒める場合は「変」がつきます。

このパターンは以下の2つに分類されます

  1. 時間に依存した褒めパターン
  2. 行動した回数に依存した褒めパターン

 

褒め方のステップアップ

では、実際どのように強化スケジュールの褒め方を相手に利用すれば良いのでしょうか?

まず重要なのは

  • 初っ端から100回行動したら褒めます

的なことはしない

と言うことです。

何も知らない相手にルールを理解させる前に難しいことを求めてしまっては、挫折させかねません。

簡単なことから難しいことへステップアップさせる。これが大切です。

 

褒め方のコツ(強化スケジュールの導入)

まず、褒めないと話になりません。相手のできること、できないことをよく観察し、できないことが出来たら褒めましょう。

 

その中で、大切なこと

  • 基準に満たない行動は褒めない。

何でもかんでも褒めたらだめってことですね。

 

100回中80回できるようになったら、その80回の中で「基準に満たしている行動も褒めない」ことを挟みます。

  • 行動の内容は合格ラインですが、褒めない。
  • 本来褒められるべき行動が褒められない

と言うニュアンスで大丈夫です。

 

変比率強化スケジュールでは平均◯回で褒める

って感じで褒めていきます。

いきなり平均50回なんて数字を意識すると、全く褒められない褒められない=行動しなくなる

なので、最初は平均3回とか比較的低い数字を意識して褒め、時間の経過と共に平均の回数を変化(大きく)させます。

 

こうした結果、平均30回行動すれば褒められる!頑張ろう!とやる気を維持した状態を作り出すことが可能です。

 

まとめ

いかがでしたか?

重要なことは「いきなり無理させない」です。

少しずつ褒めて、行動の品質(回数やクオリティ)が安定したら、初めて変比率強化スケジュールへと変化させます。

  1. 練習中の事では使えない
  2. いきなり変比率強化スケジュールは使えない

上記の2つを覚えて欲しいと思います。

出来ている行動は、たまに褒めた方がやる気の維持に繋がります。

褒める間隔があきすぎてもダメなので、様子を見ながら間隔を調整しましょう。

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